This Archive : 2013年09月ショパンのバラード1番2013.09.14 *Sat*
台風が来るぞ-。
農業に関する仕事をしているので、気象には敏感です。 昨年の秋は千葉は大きい台風に遭遇しませんでした(6月にあったんですが)。 いよいよ来ます。 心配です。 さて、先日録画していたNHKBSの番組を観ました。 ショパンのバラード1番にまつわるドキュメンタリーです。 イギリスと仙台の若い男女がショパンのバラード1番に寄せる思いを自身の経験と絡めて語られる内容でした。 時折、ランランやアシュケナージ、シフといった現役ピアニストの解説や演奏をちりばめて。 この曲は最近(ちょっと前か)では戦場のピアニスト で使われたことで有名になりましたね。 番組の最後にシフによる演奏が流れて(とても良かったです)、フランソワのバラ1を聴きたくなりました。 ・・・ すっげーーいいです。いやーー、フランソワってすごいなぁ。 バラ1、ドラマティック。 バラ色。バラード4作品を聴いていると深いボルドー色や青紫色、深紅を感じます。 バラードはバラ色なんですーーー 思えば、このバラ1を偶然youtubeで聴いて、 『なんだ、この人は。なんだか、すっげーぞ。これまで聴いた音楽と全然違うんじゃないか。もしかしてホンモノの音楽じゃないか。』 と何度も繰り返し聴いたのがフランソワとの出会いでした。 録音は1954年。フランソワ30歳の充実した演奏です。曲の解釈はずっと変わっていないと思います。後年の録音も同じですし、バラ4もyoutube動画の後年のものもやはり同じ解釈のようです。 ということは30歳でもうできあがっているということです。 この解釈が、完璧。スピード感、きらびやかさ、甘さ、静寂、激しさ、品格とどこか俗的というか人生、普通の人の人生を反映しているような優しさ・許容されているという感覚・・・ (この普通の人の人生観に降りてきてくれて寄りそってくれるのが、フランソワの演奏の魅力なんだと、私は強く感じます。) バラ1のラスト付近ですか、ペダルを踏む音がリアルにガシガシ聞こえてきて、心を打ちます。 あらためて、バラード2番、3番も聴いて、このバラード4作品を通じたフランソワの作品感というんでしょうか、それに浸っています。3番もイイネ♪ 1954年ですからモノラル録音です。このベールがなければ・・・もっとクリアに聴ければ・・・ とも思いますが、フランソワの真剣さはしっかり伝わってきます。あぁ、ピアニストの心が伝わってくるんです。それがフランソワの演奏の魅力の一つです。 30歳の気力体力美しさ充実したフランソワですからね。かこいい。 やはり、ショパンのバラードはいいですね。 それから、ヘッドホン、AKGK701も調子が出てきたのではないかと思えるんです。最初は迫力がないと感じていたけど、最近は馴染んでます。 フランソワの36枚全集、いよいよ入手が難しくなってきたようです。 私は2セット持ってます。 オークションや、海外のAmazonでは購入できるのかな。 一時は5000円を切ったような時もあった。信じられないね。 一生分の芸術です。 SACDなど、もっと高音質で再現されれば買い直します。 うわーーー、バラ4のラストのガシガシ床を踏む音!!!マジでかっこいい バラードの後に続くマズルカもいいんだよね。 この軽さ、さらーっと次々流れる短いマズルカの数々。フランソワならではのリズム感なんですよね。 弾きこなしている。ジャズばかり弾いてたそうだから。一曲一曲歌ってます。 あぁ、ほんとにかっこいいひとだなぁ。 お宝映像です。 フランソワの素晴らしさが伝わります。 孤高、“ここだけ”次元が違いますよね。 おもむろに弾き始める(くわえ た・ば・こ !!)のが、いかします。 3連休はウチにいます。平日できなかった片付け隊をやりたいし、服の見直しを本気でやりたい。昨日、かれこれ20年前のとっておきにしてたシャツを着たら、職場のおじさんに『誰かと思ったよ』と言われた。それは、いけてない ってこと。シルエットが古くて、みすぼらしかった。自分でもやだった。今似合う服に入れ替えよう・・・。 管理者メニューEX
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